スオムス旅行記
フィンランド行ってきました(唐突)日本から最も近いヨーロッパ、片道9時間で日本との時差はおよそ6時間です。国土の多くが森と湖のとても美しい国です。
フィンランドといえば、秀逸なデザイン、高い水準の福祉、教育・・・と高い税金
サンタクロース、極光、ムーミン!あとノキア、Linux、F1のミカ・ハッキネンが有名ですよね。
あと白い死神とか、眼帯筋肉ナイフお姉さんとか・・・そしてなにより、
エイラ・イルマタル・ユーティライネンの出身国ナンダナ
これもう行くしかないでしょ、ていうか前々から行きたくて、今回機会が出来たので旅行してきましたん。今回訪れたのは首都ヘルシンキ。バルト海の乙女と称され、美しい町並みとモダンなデザインで有名。今回は、フィンランドを旅行するにあたって覚えておくと便利なこと等もまじえつつ書いてくよー(布教)
ちなみに、一人旅ですツアーじゃありません。えっとね、往復の航空券とホテルはHISで手配してもらったんだけど、それ以外は完全に自力で行って来ましたよ。治安もいいし、海外旅行初心者勢にもやさしい国だからみんな行こうな~
写真がおおいからいまさらだけど以下からどうぞ
9月14日
13日夜に名古屋で一泊しました。名古屋美人おおくないか・・・・朝から中部国際空港へ向かうゾ。両替もやるよん!ユーロだよユーロ。ちなみにフィンランドはクレジットカード社会なので、現金そんなに持たなくてもカード1枚あれば大抵なんとかなります。利用する航空会社はフィンランド航空、フィンエアー!
10時過ぎにテイクオフ!!映画観放題なのでGRAVITYみたりグータラしたり機内食mgmgしたりして・・・・
現地時間で15時くらいに着きました。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港!!空港が提供しているWi-Fiつながりまする。ネット接続が国民の正当な権利なんですって!!入国審査の時間だコラア!!列が長いよPapers,pleaseかよ。スオミに栄光あれ!なんか前のほうの連中が梃子摺ってて、えぇ~厳しいのかなぁと思ったけれども・・・
『どこに行くんだい』『ヘルシンキまで』『目的は?』『観光です』『何日滞在するんだい』『4日間です』『じゃあ金曜に帰るんだね』『ウッス』『ステイを楽しんでくれ』『きーとす』
うん、さくっと入国できましたよ。ああそうだ、"きーとす"ってのはフィンランド語での"ありがとう"です。皆も言ってみよう、Kiitos!
荷物を受け取ったら、バスで空港からヘルシンキ中央駅に向かいます。フィンランド航空が運行するFINNAIR CITY BUSを利用、市内まで片道€6.3、およそ20分間隔で運行しているので非常に便利っす。スーツケースをバスの腹に叩き込み、運転手さんからチケットを購入。バスの中ですらWi-Fiが使えるのか(驚愕)バスの車窓から美しい森を眺めます・・・建物もかわいいし、走ってる車も欧州車メインだね。しかもMTばかり。そうかここはあのフィンランドだったな。
~ヘルシンキ中央駅~
駅からホテルまで景色を楽しみつつ歩きました。綺麗~!かわいい街~!(ごちうさ)石畳がスーツケースにはイヤーキツイッス...あとやはり冷える。上着もってきて大正解。
~CUMULUS Hakaniemi~
駅から歩いて20分くらい。Hakaniemi地区の市場の真ん前にあるホテルに着いたゾ。なんだかんだでチカレタ....ところに情け容赦無く襲い来るフル英語でのチェックイン。市場側のお部屋にしてもらいました。わあい
なんだこの部屋!?(驚愕)ホテルの部屋からしてシャレオツでございます。当然の如くWi-Fiが繋がります。この時点で午後4時過ぎ。部屋にこもっててもしょうがないのでお外を歩いてみることに。
すぐそこが港なのね
お腹がすいたね・・・・・ご飯食べなきゃ・・・・・ホテルの近くのピザ屋へおっかなびっくり入る。フツーサイズでもでけぇよ!!食いきれなかったので包んでもらいました。ピザ屋のおっちゃんありがとう!!
その後R-Kioskiに寄る。所謂コンビニですね!ここでフィンランドのビール『Karhu』と、市内の公共交通機関のチケットを購入。説明しよう!ヘルシンキ交通局が運営しているトラム(路面電車)、地下鉄、バス、ついでにスオメンリンナ島行きフェリーはすべて共通なのである。今回購入したのは乗り放題チケットといって、1~7日間有効のものを選択できるのです。一度買っちゃえば有効期間中はこれ一枚で市内の移動が自由自在になる優れもの。下調べはしておいたのですが、コンビニの兄ちゃんが親切に説明してくれました。
『アンタ、旅行者だろ。最初に何かに乗るとき、こいつを読み取り機にかざしてくれ。そうすれば後は乗り放題になる。』
『最初だけかざしてアクティベートすりゃいいんだな?』
『その通り。初回アクティベートした瞬間から有効だぜ。』
購入時からではなく、最初に何らかの交通機関に乗って、初回アクティベートの打刻作業をしてから有効期間がはじまるのです。もちろん駅に券売機等もあるのですが、コンビニや観光案内所で買えるこのタイプのが確実に便利です。ペラい紙のカードですが、中にICチップがしこまれてます。トラムにも地下鉄にも、"改札"っちゅうもんはありません。一見すると不正乗車やり放題じゃ~~ん!に見えるのですが、たま~に抜き打ちチェックがあり、不正が発覚した場合は€80の罰金を食らうので注意してください。あと、ヘルシンキ市外に出る場合も料金体系が異なるみたいです、気をつけろ!
あとレジの真ん前にあったので買っちゃった・・・・これ・・・・
デデドン!!エイラの好物にして世界一まずいと名高い飴、サルミアッキ
大丈夫だってそんなにまずくないよ!(錯乱)確かに変わった味だけど、癖になるよこれ!うん!ぬる~っとしてて甘苦い感じ。買い込んで来たからたまじつオフの景品にでもします?
9月15日
ホテルで朝食~ビュッフェ形式なので好きなものが食べられます。うん、おいしい!支度したらでかけます。さぁ、路面電車に乗って街へ繰り出そう!まずはヘルシンキ大聖堂みにいくよ~
ホテルの目の前にトラム、バス、地下鉄の駅があります。HakaniemiからトラムでSenaatintoriまで行くぞぉおお!あっ路線図はこれね。トラムの路線は蜘蛛の巣のように張り巡らされており、活用できるととても便利です。最早必須です。乗れ。
1/1Aか7BがSenaatintoriまで連れてってくれるので、それらしいホームを見つけてGO!行き先と路線さえ間違えなければ大丈夫。どのトラムも15-20分間隔で来るのでさくっと乗って・・・・・券のアクティベート!機械の真ん中にかざし、ピーッとなったらハイOK。車内アナウンスというものはありません。電光掲示板にフィンランド語とスウェーデン語で行き先と次の停車駅が交互に表示されます。降りる前に赤いボタン押して降車リクエストしような~
\デェエエエエエエエエエエン/ ヘルシンキ大聖堂だよ。白い!でかい!青空に映える!フィンランド福音ルター派教会に属し、12使途の彫刻が屋根にあります。聖堂がある元老院広場はTHE 観光スポット!って感じで、観光バスがもりもり停まってたよ。
割と急な階段の上にあります・・・
大聖堂の中は荘厳な雰囲気、でかいなパイプオルガン!!礼拝の時間ではなかったので自由に見て回ることが出来ました。
大聖堂から歩いてすぐのところにはマーケット広場がひろがり、さらに首相官邸、シティホール、ウスペンスキ寺院、フェリー乗り場があるぞよ。この辺一帯は徒歩で十分まわれる。
ヘルシンキ最大のロシア正教の寺院でございます。小高い丘の上に立っており、小さい公園を抜けていきました。工事か何かで閉まってて中に入れなかった・・・・
寺院がある丘の上から。マーケット広場が見える
首相官邸。おおう衛兵さんがいる・・・・・
マーケット広場へ向かい、船着場へ。フェリーの時間をチェックするもあと1時間弱・・・お昼が近いので屋台でサンドイッチを食ってブラブラする。観光案内所で日本語のパンフレットをゲット!
お船に乗ってスオメンリンナ島へ!!これも市の交通局の管轄なので、例のチケットでそのまま乗れます。他にも民間の水上バスやツアーつきの船も泊まってたよ。風がめっちゃ強いけど、デッキに出て外を眺める・・・
空がとても広く感じる。眼前に広がるバルト海、小さな島々、視界を遮るものはなにもない。
さて、お船にゆられること15分・・・
着いたゾ。世界遺産、スオメンリンナの要塞。かつてスヴェアボルグと呼ばれていた島です。1750年、スウェーデン統治時代にアウグスティン・エーレンスヴァルドによって築かれた要塞島。教会、いくつかの博物館、海上防衛線がみどころですが、なんと今も800人ほどの住民が生活しているのです。
スオメンリンナ教会。でけぇ・・・ここで結婚式あげるのも人気なんですって
やっぱりどこにいってもおしゃれですわ
てっこらてっこら歩いて島の中心へ。スオメンリンナ博物館、メインミュージアムを見学!島の歴史を学べる短編映画には日本語ナレーションもあるので安心。おみやげ屋さんも併設されてたのでちょっと買ってしまった。島のパンフレットも手に入れたぞ!なになに・・・『軍事博物館マネーシ 前世紀から現代までのフィンランド軍の歴史(夏季のみオープン)』
これもう行くしかないでしょ
こ↑こ↓おじゃましま~す・・・受付にはお姉さんが二人。
『ようこそ!』 『チケットくださいな』『えとね、この博物館と、近くに潜水艦もあって、どーせ両方いくならセットのほうがお得よ』『潜水艦!?みるぅ』『Kiitos,ちなみにどこからきたの?』『日本です』
入場~なんかでっかい兵器類が展示されてるゾ~!・・・ん?
『あの~ここって写真撮っていいすか』『どうぞ~』『Kiitos!』
ヴィッカース6トン戦車。冬戦争で使われてたんですって!
ドイツ製88対空砲。1943年からヘルシキンキ、トゥルク等の防衛で使用されてた。
撮影OKとは興奮するね~パシャパシャ....と、受付のお姉さんから声をかけられる。
『お兄さん日本から来たんだよね?面白いものあるよ~』
『1918年、フィンランド内戦の白衛軍兵士だよ。これは日本製の有坂M1905だよ。』『ファッ!?』『実物みたことは?』『ないです』
『こっちは120mm艦砲、もともとは英国製だけど、広島の呉でライセンス生産されていたものだよ。ここに漢字の刻印があるね』
なんちゃらかんちゃら造兵廠ですって。明治・・・何年だ?こいつは1920年代、独立直後にゲットしたものらしい。
他にも魚雷発射管、対艦ミサイル等の兵器類のほかにも各年代の兵士の装備、再現された塹壕、軍の歴史の展示がたくさんありました。実はね、フィンランドは徴兵制を採用してて、18歳以上のすべての男子のは6-12ヶ月の兵役があるんです。歴史的、国家的背景もあるけど、いまも国防への認識レベルが高いんですね
軍事博物館を後にして、潜水艦へと向かう。ほーら、みんな大好き潜水艦だぞ~!
フィンランド生まれ、第二次大戦で活躍したヴェシッコ(Vesikko)ちゃんだよ!艦これに出すなよ!絶対出すなよ!
入り口にいるお兄さんにチケットを渡してチェックしてもらいます。ここでもどこから来たのか訊かれました。ちなみに内部の見学が出来るのも夏季のみ。ヴェシッコちゃんの大事な部分が全部見えるよやったね!
魚雷発射管×3
めっちゃ狭いっす。第1次大戦のあと、ドイツ海軍によって設立された技術会社がフィンランド海軍向けに設計したのがヴェシッコであり、UボートⅡ型のベースになったんですって!建造はフィンランドで行われたのだ。
さて、その後も島の南端へむかって歩く。
コートヤードにはアウグスティン・エーレンスヴァルドのお墓もあります。きれいな広場ですねー
船渠。今も古い木造船の修復に使用されており、現役の乾ドックでは世界最古のひとつ。でけえお風呂だ
ただの野原なのに気持ちいい~!
島の南端、海上防衛線に到達。あまり人の姿がない。アルェー?
エイラの里帰り
このでかい門は『キングスゲート』1752年にスウェーデン王が視察に訪れた際に錨をおろした場所だそうです。天気が悪くなってきたので北端の船着場までもどることに。
船着場にあるVIAPORIN DELI&CAFEでご飯を食べる。ビーフサンドと、鮭のチーズ焼き?あとサラダも付けてくれてありがとうお姉さん!でもめっちゃ大盛りだよお姉さん・・・・おまけに外雨ふってきたよお姉さん・・・
その後フェリーでマーケット広場まで戻り、トラムに乗ってホテルへ。そして・・・フィンランドといったら・・・ミヤフジ サウナ シラナイノカー(野獣の眼光)
サウナ発祥の地、フィンランド。一家に一台サウナがある・・・らしい!ホテルにも当然の如くサウナがありましたのでこれもう行くしかないでしょ。シャワー浴びて全裸で突撃!加熱された石に水ぶっかけるとスチームで一気に温度があがります。アツゥイ!!そしてその後のビールがうまい!なんだこりゃ!!アルコールまわるのも早いね・・・zzz......
9月16日
はうあ!寝てた・・・朝食を済ませておでかけの準備。今日はシベリウス公園と教会、美術館めぐりの日!なのですが生憎の雨となりました・・・今日は室内の観光スポットがメインだしまあ多少はね?トラムを乗り継いでシベリウス公園へ
フィンランド独立の機運を高めた名曲『フィンランディア』を作曲した。フィンランドを代表する作曲家シベリウス。その名を冠したこの公園には、彼の没後10年を記念したモニュメントが置かれています。パイプオルガンみたいだね、なんか芸術的(ONDISK)このモニュメント周辺だけ観光客でごった返してました。団体さんのお着きだぁ~
次はテンペリアウキオ教会行くよ~!公園からぼちぼち歩きました。雨でも町並みは綺麗なんだよなぁ
どでかい岩をくり貫いて、銅版の天井をはめこんだ不思議な建物。石の教会と呼ばれております・・・・お兄さんがグランドピアノで演奏してるし癒される。
さて、ここでトラブル発生
なんか寒気と眩暈がしない??
いかん、日ごろの行いが悪いのが神様に知られてしまったせいか、それとも昨日ビール飲んでから腹出してひっくり返ってたせいか。やばい、異国で本格的に風邪ひいたらどうしようもない。撤退撤退!!ホテル戻るよ!!薬のんで休む。よかったよ風邪薬もってきてて・・・昼を過ぎ、午後2時くらいまで寝る。
頭がすっきりしたので駅前のアテネウム美術館へ。うん、芸術・・・・・・やっぱり具合悪い!撤退撤退!ここで再度トラブル発生
トラム乗り間違えてない?
落ち着いて対処。即座に乗り換えてHakaniemiへ。路線図なけりゃ死んでたな。ベッドがツインで助かった。体温を下げない様に分厚くして寝る!!
9月17日
初期症状のうちに手を打ったので制圧しました。あぶないところだった。気を取り直して今日はおかいものデー!朝食後準備準備~
まずは駅前に。今回はトラムでなく、地下鉄に挑戦!といっても路線は一本で中央駅方面とその逆しかないので間違えようがありません。やっぱり地下鉄も例のチケット1枚でOK。しかし改札口すら無いとはね・・・
はい中央駅前ついたよ~!『FORUM』というショッピングセンターにムーミングッズを扱うお店があるのでおみやげを買い込む。さてここで大事なこと。
フィンランドはその高い福祉のために、税金が高いことでも知られております。が!!旅行者向けの免税店では購入時と出国時に所定の手続きをすることによって一部の税金が帰ってくるのです。1店舗で€40以上の買い物をした場合は、パスポートの提示で免税の書類を作ってもらうことができます。そして空港で購入品と書類を見せればOK。ムーミングッズ買ったら余裕で€40超えたよ!!
となりに『SOKOS』『STOCKMANN』というデパートもあります。特にSTOCKMANNはヘルシンキ最大の高級デパート・・・ちょっと高いなー?
駅前から通りをブラブラしてウィンドウショッピングとしゃれこむ。うーんん・・・お洋服かぁ~・・・結局マーケット広場前まで出てしまいました。
『いらっしゃい、これはあたしの手作りだよ。なかに石鹸が入ってるんだ。』
これだーーーー!!おばちゃんが市場で手作りの品々を売ってる!
『よう兄ちゃん、この手袋はヘラジカの革だ。みてってくれや』
おっさんが革製品や小物売ってる!
『このペンは手作りなのよ。ほら、ひとつひとつ随分違うでしょ』
お姉さんが木製のアクセサリ売ってる!
高級ブランド品もいいけど、こういう市場での買い物も楽しいね。これ同人誌即売会のグッズ島めぐりじゃん!
いろいろ買ってからそのまま屋台でご飯、いったん荷物をホテルに置きに戻りました。トラムめっちゃ便利だよ、5分待てば来るんだもん。
午後はイッタラ・アウトレット・アラビアへ行くゾ。やっぱりHakaniemiからトラム6か8をつかい、Arabiankatuで降ります。そこから歩いて1分!
ついたゾ。Iittalaはフィンランドの企業で、現在陶器ブランドのArabiaを傘下に収めています。ここにはアラビアの工場、ミュージアム、アウトレットストアがあります!イッタラは軽井沢にもお店があるね。北欧デザインは人気なんですねぇ~
ここではB級品が安く売られてたり、セールやってたり。B級品といっても、素人目には正規品との違いはまったくもってわかりません。こりゃええわ!ムーミンのマグカップ、タンブラーグラスなどを買い込めー!ここでも€40超えたのでTax free,please.
ミュージアムには寄らずにホテルへ戻りました。重たい陶器類もって歩き回るのもチョット....
この日は赤十字の人ががいたるところで募金やってたので€2ほど入れてきました。
『ちょっとは善行しないとね』『どうもありがとう!』
この時点で15時。お次はデザイン地区へいきまっせ!シャレオツなお店が萃まる一角。ぶらぶら歩いてセンスを磨くぜ!・・・かわいいお店がたくさん並んでいます。文房具屋さんで手帳を買ったよ。
なんだかんだで中央駅まで歩いて戻ってきてしまったので飯~地下鉄~ホテル。ご飯はダイニングバー的なところで。ホテルに戻ってから荷物を整理し、休息。ふぃー、明日には日本に帰るのかぁ・・・・・よし、夜景撮りに行こう(唐突)
三脚持ってきて大・正・解。シャッター速度をいじってとりまくる。ちなみに、フィンランドではお店が閉まるのがはやいです。メインのビジネスアワーも16:00までだったかな?みなさん仕事の時間がおわったらさっさとおうちにかえって家族との時間を大事にするようですね。KENZEN!!これらを撮影しているのが21:00-22:00くらいなのですが、街の中の人通りが少ない!中央駅周辺はどうか分かりませんが、大聖堂とマーケット広場は人影がまばらでした。
フェリー乗り場から。灯台の明かりがまわっているのが見える。幻想的ですわ
9月18日
日本へ帰る。フライトは午後だけど、チェックアウトしたらそのまま空港へ向かいます。朝食をとり荷物をすべてまとめる。うぎゃあスーツケースが重いけど、中央駅まで地下鉄のりましょ。
ところが・・・・・・
チェックアウトしてから外へ出る。ここで妙なことに気づいたのです、街の様子がおかしい。トラムが一両も走ってないしバスもいない。もう10時だぞ。地下鉄の入り口の扉も施錠されてて開かない。
そして扉に1枚の張り紙があり・・・・・
『お知らせ:9月18日はデモンストレーションのため、市内の交通機関は終日運休となります。ご注意ください』
やばい。中央駅まで徒歩か。このクソ重いスーツケース君と一緒にか。いやまて、中央駅まで行って、FINNAIR CITY BUSも止まってたらどうする。列車が空港まで延びてる筈だけど、それも運休!?最終手段はタクシーか。どうにかして空港までたどり着かないと・・・
結局中央駅まで徒歩。ひいいいい!駅前広場には風船を持った人がたくさん萃まっており、集会の準備をすすめている。おばちゃんに風船もらいそうになったけど、丁重にお断りしてからみなさんの活動について訊く。
『今日は何の集会なんですか』『ストライキよ、賃上げ要求の行進をやるの』
つーかそこらのおばちゃんでも公用語じゃない英語を喋れるってすげぇなこの国!どんだけ教育レベル高いんだよ!そもそもフィンランド語はウラル語族に属し、英語とは根本的に違うはずだろ!
さて、30番バス停に着いた。この時点で通りにデモ隊が。うはーやべー!見知らぬおじさんが『今日はバスはこねぇぞぉ』と話しかけてそのまま去っていく。流暢な英語だなあ、ってそれどころじゃない!しかも雨降ってきた!泣きっ面に蜂だな
『フィンエアーシティーバス臨時運行のお知らせ:9月18日はデモのため、バスの運行時刻は以下のとおりになります。一部の便はHesperia公園からの発着となります。』
バスは走ってる!よっしゃあ!地図を広げて公園の正確な位置を確認する。距離はあるが、ここからなら徒歩でもいける・・・とそのとき
「ねぇ、バスこないの?」「えぇ~」
あら~なつかしの日本語ですね~どうやらこちらの女性陣は僕と同じく空港へ向かうようで
『バスは来ますよ、デモの影響でこの公園からの発着ですけど』『えーっ!じゃ、じゃあ一緒に・・・』
タクシーって手も考えましたが、デモ隊がどの通りにいるかわからない以上、確実に臨時バス停まで行くには歩くしかないと判断。なんで僕が女性陣率いて先頭に立つ雰囲気になってるんでしょう。
歩きながら道を逐一確認する。あめしね(直球)横断歩道で信号を待つお姉さんに道を尋ねる。確実に公園へ続く道まで出たので、あとはちまちま歩くだけ・・・くそう荷物が重い上に本格的に雨だよ!女性陣の様子を伺いつつ先導する。
公園に着くと同時にバスが来た。たーーすかったーー!全員分の荷物をバスの腹に叩き込んでから車内へ滑り込む。空港で女性陣と分かれてから、さくさくチェックインしちゃうぞ~
自動チェックインマシーン!予約してある番号を叩き込むと、航空券とスーツケース用のタグが印刷されてくる。あとは自分でスーツケースをベルトコンベアに乗せりゃええんや。便利!その後パスポートチェックやら免税手続きやらを済ませました。グローバルブルーっていう窓口で€13戻ってきたよ。よっしゃ!
さらばヘルシンキ・・・さらばフィンランド・・・美しい景色と素敵な文化をありがとう!Kiitos!
旅のまとめ
水道水飲める、英語十分通じる、治安も良い、ヘルシンキ市内だけでも見どころたくさん、総じて海外旅行初心者にも非常にオススメです。道を教えてくれたひともお店のひとも親切でした。超が10個つくくらい久しぶりの海外、しかもひとり・・・!でもヘーキヘーキ!びびったり引っ込み思案にならずに声をかければ、街の人はあなたを助けてくれることでしょう。ヘルシンキの他にも魅力的な街がたくさんあり、ムーミンワールドってのもあるそうなので是非。次は冬に来てオーロラ見たいなあ。
今回フィンランド旅行の動機ですが、エイラの出身国ってのが大きかったね!それだけではなく、駐日フィンランド大使館も良い感じにぶっとんでたけどな!いやほらアレだよ!ぶ、文化的交流だルルォ!?むしろこの行動力をほめてもらいたいね!好きなモンに一直線で妙に高い行動力、オタクの鑑なんだよなぁ(自画自賛)
多くのスキーリゾートで、スノーパークは欠かせないものですが、ラップランドも例外ではありません。大型スキーリゾートにはテレインパークと、子供用、そしてテクニックを練習するための小型パークが最低1つずつは整備されています。フリースタイルのスキーヤーも、ラップランドに来れば、決してがっかりすることはありません。新スタイルのスキー、スノーボード、テレマークで、プロに転身した地元の人に聞いてみてください。
―フィンランド政府観光局